2009年08月24日

「家族を作りたくなる国」「誰もが暮らせる社会」

「家族を作りたくなる国」、「誰もが暮らせる社会」をどうやってつくっていくかについて、しばらく考えてみたい。今日のこのエントリから始まって、何回か続くと思う。

まずは、今日拾った新聞記事から、わたしの問題意識の所在を確認していこう。

「個人の成長を支えるのはバラマキで、『かえって本人のヤル気をそぐ』といわれるのに、企業への支援は投資で善だ、というイメージが社会に染み付いている。根っこにあるのは、企業が成長すれば人々の暮らしもよくなるという『トリクルダウン(滴り落ちる)』の考え方です。とにかく企業が成長しないとどうにもならない、そのためには個々人の生活が犠牲になっても、みんな我慢しなくちゃならないという理屈です。」

「支援を受けた個人が生活を立て直せば、生産や消費で社会にいろいろなものが返ってくるわけです。企業成長を通じてのみ生活がよくなるという考え方を転換し、人を直接支援することで、誰もが暮らせる社会にする。それが、きちんと人を育てる社会か、選別で振り落とす社会かの分かれ目ではないかと思います。」

「貧困と向き合う政治のためには政権交代を望んでいます。ただ、民主党は、党全体としては貧困問題への関心が必ずしも高いわけではなかったので、あまりに多数になると、逆に、貧困問題が落ちてしまう心配もあります。この4年間のように、多数で何でも決められるのはよくないですからね。」

(年越し派遣村村長・湯浅誠さん/8.24しんぶん赤旗「発言09」より)

まず、「支援を受けた個人が生活を立て直せば、生産や消費で社会にいろいろなものが返ってくる」うんぬんだが、これは内需にもっと眼を向けよという論に繋がっていくのだろうが、そういう論に対しては、人口が減少していく国内に事業を展開していたのでは企業はつぶれてしまう、海外に展開しなければとか、輸出に力を入れなければ、という反論が予想される。どうする?

次に「企業成長を通じてのみ生活がよくなるという考え方を転換し、人を直接支援することで、誰もが暮らせる社会にする」について。
ここでは企業の成長が否定されたわけではない。トリクルダウンにNO!と言っているだけである。問題は、「人を直接支援」するとは、具体的にはどうすることなのかを、深く考えてみなければならない。「なるほど! これならバラマキなんかじゃないよね」と、誰もが納得できる話は、どういうものなのかについて。

最後に、「あまりに多数になると、逆に、貧困問題が落ちてしまう心配もあります。この4年間のように、多数で何でも決められるのはよくないですからね」について。
確かに、わたしもそう思う。もし、300以上の圧倒的多数で民主党が政権をとったら、これはまさしく、小泉郵政選挙の裏返しに他ならない。そうなったら、「党全体としては貧困問題への関心が必ずしも高いわけではなかった」民主党のことだ、新しい国の形を提起するどころか、小泉政権が旧来とは異なった利権(米国のハゲタカファンドやかんぽの宿問題で明らかになったオリックス)に道を開いたときと同じように、
また新たな利権集団を作ることも十分にありうる。

(to be continued......)

posted by flyhigh28 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 総選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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