2009年09月19日

勝間和代も香山リカも、助けちゃくれない〜『しがみつかない生き方』 香山 リカ著(評:朝山 実)

これも面白かった。なにせ、香山さんと似たようなことを思っていたから。「うん、うん、そうだよな」なんて。


「断る」ほど仕事のある人がどれだけいるか

〈いまの世の中、殺到する依頼の処理に困る人と、依頼がないことで不安になる人と、いったいどちらが多いのだろうか〉

〈人々が本当に必要としているのは、“誰からも依頼がない”といったときに自信を喪失したり自暴自棄になったりせずに、静かに孤独や絶望に「耐える力」のほうだと言えるのではないだろうか〉


 香山さんの診察室を訪れる患者さんに、「いやな記憶が忘れられない」というひとが増えているという。共通して、楽しい記憶を訊ねると、いっこうに思い出せない。


 「いやな記憶」にぐじゅぐじゅしている個人が多いいっぽうで、世の中の大多数の人たちは、忘れてはいけない事件や出来事、政治家の不正、失政もあっさりと忘却していく、と香山さんは指摘している。
わたしも、「いやな記憶が忘れられない」口だな。でも、「いやな記憶にぐじゅぐじゅして」いても、「忘れてはいけない事件や出来事、政治家の不正、失政もあっさりと忘却していく」ようなことは、ないぞ。ぜったいに。

ただ、ものわすれは多くなったが。。。




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『資本論』をいま読むと何か役に立つのか? 池上彰×的場昭弘【前編】

昨日付けのNB ONLINEだが、とにかく面白かった。傑作である。「確かに、確かに」「そうだよなあ」なんて、何度も頷いてしまった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090915/204780/?P=1


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2009年09月15日

リスク度はレッドゾーンに突入? 「中国依存症」に陥る日系企業の光と影

雑誌「経済」の論文や座談会の力も借りながら、外需依存から内需主導経済への転換をどのように図ったらいいのかについて考えている最中、面白い記事に出くわした。

いつもチェックしているダイヤモンド・オンラインの「今週のキーワード」真壁昭夫氏(信州大学教授)の話だ。

なかなかに、参考になるな。

http://diamond.jp/series/keywords/10094/


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記者の目:総選挙 重複立候補は廃止を(毎日新聞)

 かねがね小選挙区制の弊害について思うところがあったところ、毎日の「記者の目」を読んで「そうだ」と賛同する。まっとうな見識と思う。

 とくに、小林良彰・慶大教授が提案する、選挙区(各都道府県)ごとの得票に応じて各選挙区に議席を配分する「定数自動決定式比例代表制」。これって、良いねえ。大賛成だ。


記者の目:総選挙 重複立候補は廃止を=佐々木雅裕


 小選挙区比例代表並立制の下、政権交代をかけた衆院選は民主党が過去最多の308議席を得て圧勝した。わずかな票差も「勝てば1議席、負ければゼロ」に置き換えてしまう小選挙区のマジックは、5割弱の得票率だった同党に定数(300)の7割超の議席をもたらした。その民主党はマニフェスト(政権公約)に衆院比例定数(180)の80削減を明記している。しかし、民意の差を増幅する小選挙区の比重をこれ以上高める必要があるだろうか。選挙制度は比例代表を基本とする仕組みに変えるべきで、そのためにまず、小選挙区で落選した候補が比例代表で復活当選できる「重複立候補」を廃止する必要があると考える。
 

 今回の民主党の比例での得票率は42%。定数に占める獲得議席(87)の割合は48%で、双方に大差はない。それが小選挙区では、47%の得票率で獲得議席は74%(221)だ。一方、郵政選挙となった前回05年衆院選(小選挙区)は、自民党が48%の得票率で73%の議席を奪い、大勝した。
 

 今回、小選挙区で議席に結びつかなかった「死に票」(全落選者839人の総得票)は3270万票。有効投票の46%が生かされなかった格好で、「投票価値の平等」の観点からも、制度上の欠陥と言わざるを得ない。多党乱立による政治の不安定化は防がねばならないが、より民意が議席に反映される比例代表を軸とする制度に移行すべきだ。
 

 ただそれには、比例代表制の本旨をゆがめている、重複立候補制度の廃止が前提でなければならない。
 

 今回は「重複」により、97人が小選挙区で落選しながら比例復活で救われた。比例代表当選者の2人に1人だ。小選挙区当選者と復活当選者の「議員が2人いる」小選挙区は91区に及ぶ。2人が復活し「議員3人」の小選挙区も3区(茨城7区、埼玉8区、京都1区)。プロ野球のクライマックスシリーズさながら、小選挙区2位の候補が落選し、3位が復活したのも4区ある(東京15区、神奈川12区、大阪13区、岡山3区)。
 

 石川、福井県では県内3小選挙区すべてで復活当選者が出て、県選出議員は6人となった。一方で岩手、宮城、新潟、山梨、長野、滋賀、高知、沖縄の8県は復活ゼロ。復活組が「比例ブロック代表」としての活動に重点を置くとは考えにくい。結果として石川、福井県は、両県より圧倒的に多くの有権者を抱える新潟県(6小選挙区で選出議員6人)と同数の代表を衆院に送り込むことができた。重複立候補制度は、1票の価値に県間格差を生んでしまう。
 

 重複は無所属候補らには認められていない。いわば強者の論理で設けられた救済制度だ。元々小選挙区制に難色を示す勢力への説得材料として導入された色合いが濃く、明確な理念は見当たらない。
 

 完全失業率5・7%(7月)という過去最悪の雇用情勢での衆院選は、失業に備えた安全網拡充も争点となった。だが、重複立候補という網で守られた候補者たちがいかに安全網の整備を訴えようとも、失業した人や失職間際の人たちにはむなしく響いたのではないか。また小選挙区当選者と復活当選者では、議員の間に格差、格付けも生じている。格差是正を訴える議員自らが「格差社会」に身を置くというのも皮肉な話だ。
 

 今回の復活当選者は、自民党46人に対し、民主党43人。05年は逆に、民主党59人、自民党48人だった。つまり、小選挙区の帰結とは反する結果になっている。民主党はマニフェストに、「政権交代が実現しやすい選挙制度とする」とも記した。比例定数80削減の意図を「勝ち負けのメリハリがつきやすい制度への変更」と読み取るならば、重複立候補は民主党の志向に逆行する制度ということになる。
 

 この他にも比例代表を巡っては、小選挙区での民主党圧勝で比例近畿ブロックでは同党候補が2人足らず、自民、公明両党に1議席ずつ割り振られる事態も起きた。前回も同様の事例があったが、民主党に投じたはずの1票が、結果的に自民党や公明党を救済したというのでは、納得できない有権者も多いだろう。
 

 現行制度での選挙も5回を重ね、見直すべき点は明確になっている。これを機に、1票の格差を効果的に是正しうる比例代表を基本にした制度へと改めるべきだ。たたき台としては、小林良彰・慶大教授が提案する、選挙区(各都道府県)ごとの得票に応じて各選挙区に議席を配分する「定数自動決定式比例代表制」などがある。各政党は選挙区ごとに、順位を付けない候補者名簿を提出し、有権者は候補者名か政党名を記入し、投票する案だ。いずれにせよ、新政権には小手先の変更でなく、民意をゆがめない新たな制度の実現を求めたい。(政治部)


 
 
posted by flyhigh28 at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

危機は今:リーマン破綻1年/上(その1) 強欲が復活、ウォール街

 リーマン・ブラザーズ破綻から1年。いろいろなメディアがさまざまに特集を組んでいる。読んでいる新聞の、しんぶん赤旗、日経新聞、毎日新聞の中から、毎日を取り上げたい。

 なぜなら、「今春以降に市場が落ち着きを取り戻し、ウォール街では「グリード」が息を吹き返しつつある。」、「周囲では損失リスクが分かりにくい複雑なデリバティブ(金融派生商品)が再び増えてきた」と警鐘を鳴らしていることに注目したからだ。

  リーマン・ショックは、デリバティブの一種で、米住宅ローンの返済を裏付けとした証券化商品の価格急落が主因。高利回りを目当てに米欧金融機関が大量に購入していたが、米住宅バブルが崩壊した。「似たような問題の芽が出ている恐れがある」とも伝えている。

posted by flyhigh28 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済危機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NHKドラマ「チャレンジド」

 今朝の朝刊で知ったのだが、全盲の中学教師を主人公にしたNHK土曜ドラマ「チャレンジド」が、10月10日から全5回で始まるという。

 現役の教師約80人らでつくる「全国視覚障害教師の会」によると、私立では退職に追い込まれた事例もあると、記事は伝えている一方で、教員採用試験で点字での受験を認めるケースも徐々に増えつつあるという。

 この「チャレンジド」ということば。「障がい者」の代わりに、「神から挑戦する使命を与えられた人」という意味で、米国で定着したことば。

 聴覚障害者を主人公にした映画「アイ・ラブ・ユー」の忍足亜希子(オシダリ アキコ)さんとか、全盲のピアニストの辻井伸行さん、全盲のヴァイオリニスト和波孝禧さん。障害があってもがんばってる人はがんばってる。みならわなくちゃと思うわけだが、しかし、尊敬する浦部法穂先生に厳しく叱責されてしまった。


「全盲なのにすごい」という評価は、差別意識の裏返しである。たしかに、目が不自由であることで人とは違った苦労をしてきたであろうし、それを克服してここまできたことは、「すごい」ことである。しかし、一流の演奏家になる人は、それぞれにその人固有の苦労を経験し克服してきた人であり、みな「すごい」人なのである。「全盲」であるがゆえの苦労は、誰もが経験するいろいろな苦労の一つにすぎないとみるべきであろう。やはり全盲のヴァイオリニスト和波孝禧さんは、日本を代表するヴァイオリニストの一人であるが、その和波さんが著書の中で、「『全盲の』という肩書きなしでも通用する演奏をしているはずなのに、なぜ『一人の音楽家』として理解してくれないのだろう」と書いているように、「全盲なのに」とか「全盲だから」という評価は、決して称える評価ではありえないのである。演奏家にとっては演奏そのものへの評価こそがすべてなのである。目下の「辻井フィーバー」が、「全盲なのにすごい」という意識のものであるとするなら、それは決して喜ぶべきことではない。
法学館憲法研究所 http://www.jicl.jp/urabe/backnumber/20090629.html

心しなければ。。。しかし、このNHKドラマは、いま見ている「再生の町」と同様、見ごたえのあるものだろうと思う。ぜったい見るぞ(^^)


posted by flyhigh28 at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

内需主導経済へ(6)〜モノづくりを支える町工場を守れるのか

このことが、私の最大の関心事である。内需主導を声高に叫べども、いかにして地方の町工場を守っていくのか。その道すじが分からなければ、地方で共産党の支持を広げることは難しい。

ここにヒントらしきものを見た。


【吉田三千雄・桜美林大教授】
 高度な加工技術を持つ、ごく少数の企業は試作や開発で生き抜けるとして、問題は、それ以外のところはどうするのか。神奈川県相模原市(電機・自動車)、長野県の諏訪(精密機械)や北関東(自動車)などにも下請けの中小工場はあるのですが、そういうところはどういう指針と存立要因で生きていけるのかという問題が残ります。


 これに対して、前出の吉田敬一氏が次のように答えていることに、我ながらハッとした。「なるほどな」と思わず頷いてしまった。

【吉田敬一・駒澤大教授】
 私はわりと楽観的です。富士山のてっぺんだけは残せないわけで、必ず裾野が必要なわけです。東京の大田区や東大阪は、必ず地域の中でネットワークを組んで部品を作ったり、新製品をつくったりしている。

 要するに全部が全部、高度な加工技術を必要としているわけではない。どんな最先端の製品でも、基盤技術としての切削(せっさく)やメッキ・プレスというような要素的な加工の仕事もある。

 だから僕は、地域の中核企業のレベルアップを積極的に進めていけば、必ずそこの仕事の幅が広がって、普通の仕事も地域に降ろしてきてくれると思っています。

 そのためには、自律型の多様な中小企業を地域の中で輩出していくことがカギだと思っています。この点では、自治体の産業政策の役割は重要です。

 ここまで読んだとき、昨日のしんぶん赤旗の書籍欄で紹介されていた、岡田 知弘・京都大学大学院経済学研究科教授(自治体問題研究所理事長)の『一人ひとりが輝く地域再生』のことが、頭をよぎった。その紹介文で紹介されていた言葉に、「全国あちこちの豊富な事例」というのがあったからだ。

抜書きや紹介は、ここまでにしておこう。今はまだ、座談会の内容を抜書きしてきただけであるが、各氏の論文が、この後、続いている。読まなきゃ。

少しずつ、視野が広がってきたような気がする。この雑誌、やはり、買って良かった。

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ダーウィン映画、米上映見送る

いやあ、なんと言うか。。。政治や経済の世界では、アメリカは大国で、かつ先進国で、アメリカ抜きには何も決まらないこともある。人によっては、アメリカという国は、民主主義の権化のように思っている人もおられるようだ。

しかし、そのアメリカという国は、なんとも未開の野蛮な社会としか写らない。先進国だなんて思ってる方がおかしいんちゃうかなあ。。。こんな国を信奉するなんて、ちょっと、わたしは遠慮したい。

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%c0%a1%bc%a5%a6%a5%a3%a5%f3%b1%c7%b2%e8&k=200909/2009091300077


ダーウィン映画、米で上映見送り=根強い進化論への批判

 【ロンドン時事】進化論を確立した英博物学者チャールズ・ダーウィンを描いた映画「クリエーション」が、米国での上映を見送られる公算となった。複数の配給会社が、進化論への批判の強さを理由に配給を拒否したため。12日付の英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた。
 映画は、ダーウィンが著書「種の起源」を記すに当たり、キリスト教信仰と科学のはざまで苦悩する姿を描く内容。英国を皮切りに世界各国で上映される予定で、今年のトロント映画祭にも出品された。
 しかし、米配給会社は「米国民にとって矛盾が多過ぎる」と配給を拒否した。米国人の多くが「神が人間を創造した」とするキリスト教の教義を固く信じている。ある調査では、米国で進化論を信じるのは39%にすぎず、ダーウィンにも「人種差別主義者」との批判があるという。
 今年はダーウィン生誕200年で、「種の起源」出版150年の節目の年。英国では関連イベントが盛り上がっている。(2009/09/13-14:49)

posted by flyhigh28 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

内需主導経済へ(5)〜外需依存構造からの転換をどうするか

私が今一番気に懸けていること、これの解決のための参考にと思って何10年ぶりかで買い求めた雑誌、「経済」。いよいよ私の問いかけに答えてくれる箇所にきた。

このエントリーでは、抜書きではなく、そのままを書いておきたい。心の底からフツフツと湧き上がり唇から漏れ出ずる言葉に、惜しみなく拍手を送りたい。


【吉田敬一(駒大教授)】
 問題は内需の中身であり、その担い手が誰かということです。安定した仕事が確保できて、安心して暮らせる仕組みができて、国民が生活を楽しめるようになって消費が拡大し、地域の産業も活性化するという姿が、私の考える内需主導型の経済です。

 「内需振興」と言ってもゼネコン中心だったり、あるいはユニクロ型(中国で生産)ではダメなんです。内需の担い手は、国民生活に雇用と所得を保障しなければいけません。

 先進国に中でモノづくりを中心にしている国の代表はドイツ、イタリア、日本ですが、自営業の数が激減してきているのは日本だけです。

 こういう商店街や町工場や大工などの自営業者をつぶしていくような「内需振興」では、国民経済の安定的な発展、より自律型の発展にはなっていかないのです。


【吉田敬一(駒大教授)】
 いつまでも自動車だけに頼る産業構造や下請け構造を転換しないと、競争力が強い⇒貿易収支黒字になる⇒円高になる⇒賃下げ・工賃の値下げになるという「地獄のサイクル」から抜け出せません。

 とくに大事なことは公正な取引ルールの確立です。」21世紀に入ったときに問題になった金型問題が象徴的です。技能・熟練が必要な一番金型を日本で作らせて、金型とともに図面やノウハウをフロッピーなどで提出させ、製造した中小企業には無断で二番金型、三番金型を中国で作らせていた。

 そんなことをやる大企業がいて、果たしてCSR(企業の社会的責任)を掲げることが恥ずかしくないのかと思いました。先進国で下請け代金支払い遅延等防止法みたいな法律がある国は日本くらいですが、裏返せば、どれだけ無法なことをしているかという証拠でもあります。

 このまま大企業のグローバル展開でやりたい放題やられていると、つぶれる必要も無い、高い技術を持っている下請けも存続できないような状況になっていくと思います。

(続く)

posted by flyhigh28 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 内需主導経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

内需主導経済へ(4)〜「いざなぎ越え」の中で、なぜ内需拡大に火がつかなかったか

・1つは、内需の6割を占める個人消費が停滞したという問題。
 その原因は、賃金所得が減少したことによるが、非正規雇用の拡大でワーキングプアが大問題になり、貧困と格差の拡大が大きな問題になったことに現れている。
 加えて、高度成長期に形成された労働者の生活保障システムが崩れてきたことが大きい。年功賃金や終身雇用という安定システムが壊れたこと、企業の福利厚生負担が削られたことは、もともと未成熟な日本の社会保障制度の後退とともに、生活の安心・安定を損ない、個人消費を冷え込ましてきた。
 また、地価の下落で資産価値が低下して債務負担が増大したので、個人消費が低下したことも原因。

・2つは、内需の約2割を占める民間設備投資がふるわなかたこと。
 業種別設備投資と売上高輸出比率の関係を見ると、90年代前半までと95年以後の流れはぜんぜん違う。
 95年以後は明らかに輸出比率の高い企業が設備投資も高Kなるという相関関係が形成されている。民間設備投資までが輸出比率に左右されるようになってきたという変化。
 80年代、90年代までは国内需要がある程度ある中での「外需依存」だったのが、今は国内需要がなくなってくる中での外需依存ということ。

・3つは、その上で、この間進めた規制緩和、「構造改革」政策が内需を縮小させる方向に動いたということ。
 規制緩和推進論者は、規制緩和を行うと新規参入が増え、競争も激化して生産性が高まり、物価が下がり、国民生活も良くなるはずだと主張したが、しかし現実には一部大企業は空前の利益を上げ続けたけれど、多くの国内企業は経営が困難になり、労働者の賃金は低下して、結局、内需の基礎になるものが失われていった。
 だから、物価が下落しても消費性向は高まらなかった。結局、「規制緩和⇒競争激化⇒物価下落⇒企業収益・雇用者所得の減少」という循環が働き、「構造改革」は国内の消費基盤を狭隘にした


posted by flyhigh28 at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 内需主導経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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